令和6年11月に消防庁舎が完成し、令和7年3月末に旧庁舎の解体から外構の整備にかかる全ての工程が終了しました。
新たな庁舎は、「4つの柱」をコンセプトに建設を行い、災害対応力の向上のほか、住民のみなさまの安全と安心な暮らしを守る防災拠点としての機能を備えた災害に強い堅牢な庁舎に生まれ変わりました。
新たな庁舎の主な特徴や機能である「4つの柱」をご紹介します。
訓練棟を整備し、火災や救助に関する実践的な訓練が行えるようになり、各種災害への対応強化を図ることが可能となりました。
出動準備室が設置され、出動する隊員の防火衣や救急服の着用、隊員同士の情報共有などが迅速に行えるようになり、一刻を争う災害へ速やかに出動できます。
また、来庁者と職員の階段を分けているため、安全に出動することができます。
庁舎3階に高機能消防指令システムを備えた通信指令室と隣接して作戦会議室を設け、水害などの大規模災害の発生時にも迅速に対応できるようになりました。
さらに、非常用発動発電機や受電設備を屋上へ設置し、停電時でも指令業務や消防署としての機能を停止させることなく、24時間365日北広島町の防災拠点としての役割を果たすことができます。
多用化が進む災害現場において女性消防吏員の活躍が求められていることから、女性用仮眠室や更衣室、浴室などを整備し女性消防吏員が働きやすい環境を確保しました。
また、女性消防吏員の採用・活躍を推進するための最新情報について、総務省消防庁が運営するポータルサイトで発信されているため是非ご覧ください。
女性消防吏員の活躍推進のためのポータルサイト<外部リンク>
太陽光発電設備の設置、複層ガラスを使用した窓とするなど、空調設備の効率化を図り、環境への影響にも配慮しました。
また、多目的トイレやエレベーターを設置し、老若男女問わず、来庁者にもやさしい庁舎となっています。
新庁舎を通じて、職員一同、住民のみなさまの安全と安心を守るために全力で業務に取り組んでいきますので、今後とも、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
新庁舎の見学を随時受け付けております。
日時・内容などは調整させていただく場合があるため、事前の連絡と消防署見学願書のご提出をお願いします。
消防署見学願書 [Wordファイル/17KB]
本計画は、消防本部・本署庁舎の整備に当たって、消防力の現況把握を行い、これからの人口減少や社会情勢の変化を想定した消防需要の動向を見定め、将来における消防のあり方を踏まえた上で、その変化に対応できる庁舎整備となることを目的として作成されたものです。
消防本部・本署庁舎整備基本計画 [PDFファイル/20.87MB]